cadocco展示会 T for Tenugui終了しました


シトシト雨続き、、、、

の後の、真夏のようなお天気の週末!


7月10−13日の4日間はgallery cadoccoにてplay on wordsの新作展示会を開催しました。

現在(7月1〜26日)吉祥寺のサブロさんにてB for Bunguを開催中ですが、gallery cadoccoでの展示では、せっかくデザイナーである自分自身が滞在するので、デザインやモノ作りの背景が分かるようなアレコレを、商品と一緒にお見せする工夫をしてみました。




まず、壁面にドーーーーンと下がっているのは、現在サブロさんで先行発売中の「B for Bungu」手ぬぐいの、カット前の反物。

通常手ぬぐいは、約10mほどの反物に、一枚分ずつ(約90cm)防染のための糊を刷って、その後に染料を注ぎ込むのです。


反物の左側にかかっている茶色い紙のようなものは、その糊を刷るための「型」。こちらも型彫り職人さんによってひとつずつ彫られているもので、実に美しいもの。


なかなか目にする事がない道具や出荷前の状態を見ていただきたくて今回は展示をすることに。


このBungu手ぬぐいは、柄と柄の継ぎ目があまり目立たないよう上手く柄付けが出来たので、反物の状態で見ても違和感がない仕上がりに!



そして今回のもうひとつの「背景をご紹介したい」シリーズは、「HOOVES COFFEE」。


以前のブログでもご紹介していますが、獣医学者であった私の祖父の仕事の中から見つけた、学術用の挿絵の牛をベースにして生まれたのが

こちらのシリーズ。


絵描きさんが描く、イキイキとした躍動感のある動物の絵も好きですが、「正しい」形で描かれた学術用の絵も、また違った魅力を感じます。ヒヅメの図、ヒヅメの先の毛細血管の図(!)、骨格図、などなど、細い線で几帳面に描かれた図版に宿る緊張感のようなモノに、グッとくるのです。


生前にコラボ出来ればよかったのですが、お仏壇に添えてご報告。そういえばお盆時期、“胡瓜の馬”をギャラリーに置いておけば良かったのでは?と訪れたお客様とお話したのも良い想い出に(^^;)


▼戦前の「優駿」や監修した本など


窓辺には、新作の紙モノ雑貨も。

気温が上がると俄然人気者になる「ポーラーフレンズ」シリーズですが、今年は手ぬぐいの柄の紙モノも作りました.


アイスキャンデーの形をしたメッセージカードなどは、夏のギフトにそえるのに丁度良いサイズ。

アイス袋のイメージで、シロクマ&ペンギン柄の薄手のペーパーバッグに収まります。



▼いつもバッグ作りでお世話になっている作家さんに、今回はスタイもお願いしちゃいました!

「ニシオギタータン」と「ひょうたん玩具」で、それぞれけっこう違った印象の仕上がりに。ひょうたん玩具は、もともとおめでたい尽くしのモチーフなので、犬張り子やダルマなど、赤ちゃんの成長を祈る思いもより一層深まりますね。